パークライフ
なんだろうなあ、この読後感は。。
ハッピーな感じはないのだが。。
不思議に心地よいというか、なんか、映画を観終わった時に似ている。
いや、映画というより写真だな。
読み進めている時も、あんまり連続性というのがなくて、
写真のように、ふっと、ある一場面が切り取られていて、それを見ている感じ。
そういう場面が何度も浮かんでは消え、次の切り取られたビジュアルに無意識に導かれている。
とても、不思議な読書体験。
この作品も、「他者との関係性」というものをモチーフにしているんでしょう。多分。
作品の中で表現されている人物たちの他者との距離感というのが、読者と作品の距離感と似ているような。
決して、押し付けることなく。かといって無意味に文字を並べているわけでもなく。
ぼんやりとしたものが、ポンと頭の後ろから抜けていく感じ。。
こういう感覚は、写真を見ているときにある。
まさに、そういう意味で、この小説は、「写真」のようなものだ。
と、思ったりした。。
毎日はおもろい!そういえるようにね。
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