毎日はおもろい!そういえるようにね。

2008/01/31

2008/01/28

ウェブオリエンテッド

ウェブを変える10の破壊的トレンド ~渡辺 弘美~

ここ最近のビジネス書で一番「使える」本。
最近、特に米国発信の新しいウェブの動きに注目してきて、いろいろと調べているところだったので、
この本は、相当に有り難かった。
本当によくまとめられている。
専門的なコトバが多いので、敷居は決して低くはないのですが、
それでも、ここに書かれている新しい技術やサービスは、多くのヒトをひきつけるものがある。

そして、この本を読み終わって思ったのは、ウェブ発信の新サービスは、今後のコミュニケーションビジネスを考える上で、非常に参考になるし、するべきだ。と、いうこと。

僕が、特に共感したのは、
自前主義の返上。
と、いうところ。

閉じていては、広がらないのです。

2008/01/24

公開が待ち遠しい

Sergei Bodrov (セルゲイ・ボドロフ) 監督の新作で浅野忠信主演映画「MONGOL」(今のところサイトなし!?)が年内にやっと公開されるようだ。
アカデミー賞ノミネートが追い風となって、配給先が決まった。とニュースは伝えている。

本当に?

だとしたら、日本の配給会社は終わっている。と、いうか馬鹿馬鹿しく思えてきちゃう。
前の「太陽」(ソクーロフ監督イッセー尾形主演作)の時も感じたが、こういう映画が、上映されないなんて、考えられない。しかも、日本で。
東京は何でも情報が手に入る街。と思っていたが、あくまでもそれはメジャー系の情報(コンテンツ)であって、マイナー系のものは、そうとも限らない。ということか。
映画しかり、コンテンポラリーダンスしかり。。

まあ。とにかく。セルゲイ・ボドロフの新作が観れる事になって、嬉しい限りです。
*以下にMONGOLの予告篇を貼っておく(Youtubeに感謝!)

Mongol. Part one. Second Trailer

Mongol

2008/01/21

お気に入りフォト080121



Nazif Topçuoğlu

時間についてのインスタレーション



スティル/アライヴに行く。
「現代人の生と時間、その表現」をテーマに、写真・映像をメディアとして制作活動を行う30代のアーティスト4人に焦点をあてたグループ展で、「今、ここ」に生きている感覚を共有されることを目指したインスタレーション。
僕は、この四人の中で、圧倒的に伊瀬聖子さんのインスタレーションが良かったのだが、
こういうインスタレーションは、とにかく時間を割く必要がある。
ぱっと見では、なかなか感じる(感じ取れる)ことが、僕にとっては酷く難しいのだ。
別に難しいことを考えているわけではないのですが、
要は、気持ちよくなるまでに、時間がかかる。
と、いうこと。。
なので、必ず「時間」というものを鑑賞後に、意識させられる。
でも、「今、生きている」と実感はしないけど。。

ちなみに、伊藤さんのつくったPVも素晴らしい。ココからみれます。

2008/01/17

お気に入りムービー080117


Battles - Atlas (from the album Mirrored) (via )

2008/01/15

僕には意味の無いカテゴリ付け


少女には向かない職業~桜庭一樹~

何の予備知識もなく、ふらっと買った本だったのですが、
面白く読めた。
直木賞候補にもなったこの著者を調べてみると、ライトノベル出身とある。
ライトノベルって僕は知らないし、読んだことも無かったのですが、
少年、少女向けの小説。らしい。
こんなカテゴリー付けに何の意味があるのか分からないが、そういう括りをされると、おっさんの僕は尻込みしてしまうじゃないか。
まあ、僕は少女漫画も青年漫画も区別しないし、面白ければ、それが誰向けであろうと構わないのだが、
「これは、少年・少女向けです」と宣言されることほど、鬱陶しいものはない。
こういう括りは、今の時代においては余計で、効率的ではないんじゃないかなあ。
ディレクトリ型で情報入手をしているときは、カテゴリは重要だったかも知れないが、
タグ的情報入手。縦ではなく横で情報入手する手段が、僕にとっては普通。
そういう時、重要なのは、
情報の発信者側が、カテゴリ付けをするのではなく、ユーザーの手に委ねた方が、伝播しやすい。と、思われる。

おっと、読書感想しなきゃ。。
この小説が、ファンタジーでも、少女的でも何でも良いけど、
僕は、ここに登場する女の子が好きだし、感情の処理の仕方。その後のアクションとの矛盾。などなど、とても面白いと感じた。あと、リズムも良い。

昔、目立たなかったけど、とても文章の上手い女の子がいて、彼女と映画や小説の話をするのが凄く楽しかった。
そんな、若かりし頃の記憶がふっと蘇った。
それだけでも、僕にとってはこの小説を読んだ価値があるというものだ。


〜追記〜
このエントリを書いた翌日。。
桜庭一樹さんが、候補ではなく、今回は本当に直木賞受賞したようです。
全くの偶然。事前に知っていたわけではありません。

これ欲しい080115


eBoy Peecol Edition Two Set

お気に入りイメージ080115


eBoy Tokyo Poster 

2008/01/08

ウェブコンテンツのテレビチャンネル化へ

今日の日経一面にもあったこのニュース。

松下、ネット対応TVの商品化発表・グーグルと組む

肝は、消費者が何も考えず、面倒な行為なしに、買ったテレビ、チャンネルひとつで、YouTubeの動画が見れる。と、いうことでしょう。
まあ、もともと人々にとっては、コンテンツのみが重要。
だから、それが、通信のモノか、放送のモノか。などととらわれる人はいない。
今までは、確かにiTVとか、Wiiとか余計な機械を導入しないと、テレビではネットコンテンツを見れなかったので、アーリー・アドプターな人は、この映像はインターネット(通信)からのものだ。と意識的に見ていたのでしょうが。。
とにかく、何もしらない人が、何もしなくても、勝手に見れること。
この状況に近づく第一歩としては、非常に大きなニュース。
こういう商品が、地デジ買い替え機に揃うなどという状況がでてくれば。。。
面白いことになりそうです。

これはハマル


Cursor*10

このゲーム。シンプルで奥が深い。
はまってしまいます。
やってみて、ちょっとした驚きを楽しんでみてくださいな。

2008/01/07

クローズアップマジック的なミステリ

葉桜の季節に君を想うということ ~歌野 晶午~

徹夜必死と、帯に書いていますが、僕は徹夜するほどにはハマらなかった。
確かに、最後は、「騙された嗚呼」と、なったのですが。
小説の世界に入り込めなかった分、その驚きも少なかった。
手法に溺れそうな感じがするけど、そんなに溺れていなく、普通によく出来た話だと思う。
この作品が、色々と評価されたのは、クローズアップマジック的な見事な仕掛けだけではなく、モチーフの良さなんでしょう。
が、僕は、このモチーフが好きではない。詳しくは書けないのですが、僕は好きじゃない。
気になる人は、文庫が出ているのでどうぞ。

洗練されたコトバをたのしむ

熊の敷石 ~堀江 敏幸~

川上弘美さんの書評に触発され、また一冊読んでみました。
面白い本ではないです。
しかも、油断すると寝ます。確実に。
とても集中力がいる本です。少なくとも僕にとっては。
でも、つまらない本ではない。と、思う。
いわゆる純文学なのか、なんなのかは分かりませんが、
話を読む。というより、コトバをよむ。小説です。
コトバが不思議とココロに残っていく感じが、この作家さんの凄さなのでしょうか。

一文、一語に物凄く時間を割いて綴っているんじゃないかなあ。
コトバの使い方に奇をてらうわけでもなく、偉そうにするでもない。
コトバの使い方が凄く洗練されていると思う。

僕らと同じ目線で、物凄いことをやってる。そんな、気がした。
他の作品も読んでみたいと思います。

新年あけましておめでとうございます。

今年は、子育てブログを別に開設しようかと思っております。
それでは、皆様のご多幸をお祈りして。
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